コールによるローレル・キャニオンからマルホランド・ドライブ
空気の変化が最高だよ。気がつくと空気が澄んでいて、下界の空気がどれだけひどいかわかる。その月、その日によって境界線が変わるが、街から外れたところのどこかに必ずあるんだ。
広さ、騒音、アンフレンドリーなLAドライバーとハリウッド・ブルバードは容易くない。一列に走るが、別にスリップストリームを組んでいるわけではない。ただ生き残るのに必死なだけ。一列と言っても2m離れている。テレビゲームの様に次々と襲ってくる轍、穴やゴミを避けるだめだ。沢山ありすぎて、すでに後ろのライダーに声やハンドサインで知らせるには無理がでてきた。最初の2kmは静かで良かったがハリウッド・ブルバードに出たとたんローレル・キャニオンに出るまでの8kmは無言。
ローレル・キャニオンまで来ればなんとかスムーズなラインを取れるが、砂利も多い。この辺の道は急で冬には滝の様に水が流れていることも珍しくない。砂が溜まり、犬が流され、小さい車の補助ブレーキは意味がない。そう、ここは伝説のハリウッドヒルど真ん中。急斜面に無数の柱に支えられた著名俳優やロックスターの家が並ぶ。マルホランドと交差する頂上まで急なスイッチバックが続くことわずか3km、つまりロスのカオス直上だ。コールド・ウォーターとニコルスでもいいオプション・ルートが取れる。頂上まで来ればマルホランドは西に向かって海近くまでワインディングする。そして東はバレーまでまっしぐらに伸び、最終的にはダウンタウンを越したあたりに戻る。