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ジャパンカップに向けた短期的ゴールを設定した場合、その他にできることと言えば、もし昨年のレース優勝者を知っていて、もしその選手がパワーメーターを使用していれば、彼らのパワーデータと選手の情報を共有してもらえないか頼んでみるとよい。来シーズンはもっと強くなりたい、積極的に学びたいという旨を伝えればよいだろう。何故そのようなことをするのか?優勝者の情報を得ることで、前回のレースを勝つために何が必要であったかがわかるからだ。例えば、以下のようなデータだ。
- レースを通して平均的な、または正常時のパワー値
- 1分間、5分間、そして最も重要なのは、20分間での最高出力
- レース中ほとんどの間に示す心拍数領域
もし相手選手の体重を知っていれば、選手の体重1kgごとに表示されているパワーウェイトレシオの表と比較することで、例えばその選手が体重1kg当たり4.5ワットの出力だとすれば、来シーズン、あなたがその相手と戦うためにはそれと同じパワーウェイトレシオを達成する必要がある(同じ選手が今年も出場する場合)。さもなければ、あなたに勝つチャンスは訪れない。何故なら、バイクの上で気分がよかろうが悪かろうが、数字は嘘をつかないからだ。
もうおわかりのように、長期的ゴールはシーズンを通して設定するゴールである。一方短期的なゴールは、月、週、日々の単位でトレーニング、またはレースのために設定するゴールとなる。両方が相互作用し、互いに補い合うものだと考えてほしい。
長期的ゴールは、あなたが何故、今目の前の事に取り組んでいるのかを思い出させてくれるだろう。特に、辛く苦しんでいる時に。
短期的ゴールは進歩を見やすくし、必要であれば修正する助けとなるし、長期的ゴールの達成に向けて近づくために小さな成功を積み重ねていることを評価する助けとなる。「成功が成功を生む」という諺が示すように、小さな進歩を認識し、自分が着々と準備を重ねていることを知ることで、自信につながり、継続へのモチベーションを高める。
これら全てのゴールを紙に書き出し、就寝前や、困難な時期、例えば仕事でトレーニングができず、落ち込むような時に、繰り返し見直すとよい。
この設定したゴールはいつも新鮮で具体的な状態に保ちたい。書き出しておくのはそのためだ。普段持ち歩いてもよいし、冷蔵庫、鏡、壁、手帳など、見えるところに貼っておくのもよい。これを活用すれば、あなたの原動力となるだろう。
実践したことや反省点は見直し、日記やパソコンに記録しておくことを忘れずに。シーズン後半にその記録を見直せば、設定したゴールに向けて、各時期、順調にいっても、そうでなくても、その積み重ねたパターンを把握することができるからだ。
最後に、ゴールにも柔軟性を持たせてほしい。何故か。それは、最初に設定したゴールを達成できないことは往々にしてあるからだ。大事なのは、その反省点から学ぶことであり、打ちひしがれることではない。設定したコースへ戻る助けとすればよいのだ。全てはあなたの旅なのだから!
エリート選手は常に状況を分析し、上手くいかなかった原因を見つけ、計画を調整している。ミスに対処し、次回よいパフォーマンスを発揮できるように努力する。ランスはクリス・カーマイケルと共にまさにこのことを実践し、癌に打ち勝った後、1999年にツールを優勝して歴史に残る劇的な復帰を果たした。そして今再び、彼は引退後の復帰2シーズン目に突入しようとしている。
これだけは覚えておいてほしい。「失敗などというものは存在しない。勝利に向けた、さらなる一歩であるに過ぎない。」
単にハードなトレーニングを積んではいけない。スマートにトレーニングをしよう。 |