ツール・ド・フランス2007に投入されていきなり優勝マシンとなったコンタドールのトレック・マドン6.9。チームが初めてレースに投入したのはツール直前のドーフィネリベレからという、文字通りの新型マシンだ。
トレックはアームストロング時代からトップチューブが水平の、いわゆるホリゾンタルフレームにこだわってきたが、新型マドンではとうとうセミスローピングフォルムを導入した。
フルモデルチェンジとなったマドンは新たなテクノロジーが満載だ。ネットモールディングカ―ボンテクノロジーと呼ばれる新技術により実現したプレシジョンフィットソケットの導入により、ボトムブラケットのベアリングはフレームに直接組み込みこまれている。結果90mmのボトムブラケット幅となり、この付近におけるダウンチューブの横剛性は48%も向上しているという。
ヘッドチューブは大径1.5インチサイズのE2ロワーフォークコラムを使用し、従来のマドンフォークと比較しても最大120グラムの軽量化を実現している。
「シートマスト」と呼ぶ新たなシート固定方式は、シートクランプを上方へ移動させたデザインによって、シート固定部をストレスの集中する部分から遠ざけている。これにより前年モデルのマドンと比べ、25%もの軽量化を果たし、縦方向への柔軟性を39%も高めているという。
新型マドンが誇るパフォーマンスの中核をなすのは「ControlCore」というフレーム設計思想だ。各フレームサイズごとに異なるシートラグとトップチューブを採用し、最大の幅を持つダウンチューブとボトムブラケットを、オーバーサイズボックス構造のチェーンステーと一体化することで十分な剛性を与えている。
また「フェースラージ」と呼ぶ思想は、これまで別々として扱われてきたフォークやシートポストなどの周辺パーツを、フレームの一部として機能するデザインに仕上げている。結果フレームセットでは前年比で250グラム以上の軽量化を果たしている。 |
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