いたってノーマルなターマックSLを使うレベリン。一見してフレームのコンパクトさがまず印象に残る。そのぶんコラムは、かなりスペーサーがかまされていて、かつてのランス・アームストロングのバイクを彷彿させるセッティングになっている(トレックは、選手用といえどもフルオーダーで対応していなかったため、ランス独特の首長ポジションが成立した過程がある)。
このサイズに乗る選手としては、ハンドル〜サドルの高低差がかなり大きいところから見て、あるいはスペシャライズドも、市販モデルでプロに対応しているのかもしれない。
すでに大ベテランの一人に数えられるレベリンだけに、ハンドルバーは、昔ながらのラウンドシェイプを愛用している。アナトミックを見慣れた向きには、ちょっぴり握りにくそうに思えるだろうが、実は、取り付け角度の設定次第で、多彩なグリップ位置を実現できる優れものなのだ。だてに百年、この形で存在しているわけではないということだ。
この写真では、シマノの新型WH-7850がアッセンブルされている(後輪は旧型リムをFH-7801で組み直したモデファイバージョン)が、クラシックレースでのレベリンは、アンブロッシオ・フォーミュラクロノ20などといった、昔ながらの長方形断面のリムを愛用している。ホイールに要求される、本来的な様々な要素を、もっともバランスよく兼ね備えているのはやはり、昔ながらのリムで組まれたものなのかもしれない。
ハンドルバーや車輪には保守的な面を感じさせるが、サドルは最新モデルのセライタリア・SLRのカーボンレールモデルを使っている。サドルトップに緩衝材が配されているのが、市販モデルとは異なる点だ。
サドルにこだわりを見せる選手は、大柄なことが多いように思えるのは、やはり体重と快適性との兼ね合いからなのだろうか。 |
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