前主力モデルのCR-1、さらに旧作のアルミ版のころから、スコットのバイクは軽さに秀でていたが、このアディクトにおいては、エンドのカーボン化を始めとしてさらに軽量化が進み、フレーム単体重量800gを切る超絶技巧的フェザーウエイトを誇る。
コンポには、ロード界では新興勢力のスラム・フォースが使われている。先達の二大メーカーのトップコンポを、重量面で凌駕するフォースは、超軽量のアディクトとは正にベストマッチ。鬼に金棒といったところか。
ミラーのバイクは、一見したところでは、さしてスローピングしてるとは思えないフレームなのに、シートピラーは驚くほど飛び出し、ハンドルバー位置はひどく低い。ミラーが大柄だということを差し引いても、相当深いポジションだ。
走行性能とは関係ないが、ノコン製とおぼしきコッパーカラーのアウターが、黒いフレームによく映えてなかなかカッコイイ。これも走りとは無関係だが、リヤブレーキの上に、ステイを介してゼッケンを付けるのは、ちょっぴり流行している工作だ。
春先のレースにも関わらず、すでにマヴィックの最新ホイールのコスミックアルティメイトが使われていた。地元フランスのビッグレースということも無関係ではないはずだ。この車輪は、かのライトウエイト社のホイールと同様のコンセプトで作られているが、リヤの反フリー側のスポークが調整可能に設計されていて、多少のメンテナンス性も確保されている。その分、最大のメリットでもあったコンプレッションホイールとしての特性は多少スポイルされてしまったが、選手の評価はとても高い。
最近のフレームは、剛性確保に専心するあまり、各チューブの大径化が著しい。ヘッドチューブもその例にもれず、ベアリングの1.5インチ化も行われている。そのため今度は、フォークコラムがやけに細く見えるようになった。コラムの大径化も時間の問題かもしれない。 |
 |