アッセンブルパーツを見れば判るとおり、BMCとイーストンの関係は深い。フレーム開発においては素材面でのコラボレートが特に密で、新時代マテリアル、カーボンナノチューブの導入に成功、フレーム剛性の飛躍的向上を実現した。
T字型のトップチューブや、有機的かつ独創的な造形美を醸し出すシートチューブ周辺の造作は、有限要素解析法によって導き出されており、剛性と振動減衰性のバランスに秀でている。
フレーム上部の構造でのショック吸収向上に成功している分、チェーン&シートステイは、剛性確保に専念できるよう、マッシヴなデザインになっている。
チューブ製作にはスーパーハイモジュール700という素材を使い、各部の必要剛性の解析結果に基づいて、ユニディレクションカーボンを最適積層している。その結果が、類稀なる軽量高剛性に結びついているのは言うまでもないだろう。比較的線が細めなフォルムも、使われているカーボン繊維の高弾性を証明している。デザインばかりに目が行きがちなBMCだが、中身ももちろん手抜きなし、だ。
ジョアシャンのバイクは、ハンドルバーが少しアップライトになっている以外、いたってオーソドックスなまとまりを見せている。
が、サドルにセライタリア・フライトトランザム、ステムには廉価版のイーストン・EC50が選ばれているのがちょっと目を引く。
ご存知の通りフライトトランザムは快適性重視のサドルで、レースで使われることはとても珍しい。ひょっとしたら、開幕直後で、まだ体重がベストよりあったせいかも。廉価版ステムを使っているのも、暫定的なポジションで乗っていたからなのだろうか。暫定だろうが仮だろうが、プロなら最高のパーツ、という気がしないでもないが…。 |
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