Tモバイルはシマノのコンポを使っている。ホイールもシマノを使うことが多いのだが、ただそのまま使用しないのがこのチームの面白いところ。わざわざバラして、ハブにノーマルのFH-7800を使って組み直しているのだ。この方が、ストックの状態よりも軽くなるらしい。
供給されているのは、旧型のWH-7801だが、ノーマルハブを使っている関係上、ニップルはリム側にあるはずなので、言ってみればこれは、Tモバイル版WH-7850というところか? リムのグラフィックもバイクに合っているし、新型を供給してもらう必要はないかも?
ところでこの工夫は、実はTモバイルの専売特許というわけではなく、例年ラボバンクなども同様のモデファイを行っている。
クランク周りに出力測定器のSRMを装備しているところも、Tモバイルの定番だ。重量面で不利なSRMを、本番のレースでも意に介さず使っているのは、それだけ車重に余裕があるということなのだろう。
ハモンドがさほど長身ではないことは、フレームサイズから推測できるが、身長から想像できないほどにステムが長い。そのぶんサドルも前乗り気味に設定してあり、いかにも平地得意のスピードマンといった雰囲気を漂わせている。
こうしたポジション上の特異性は、プロ選手といえども、もはやフルオーダーでフレームを作ることが稀になっている状況も無関係ではないだろう。製作に型が必要なカーボンフレームではなおさら難しいはずだ。
ハモンドのバイクのフォークコラムにも、ハンドル高さの調整用に、まだ幾分かの余裕が残されていることが、ステム上に飛び出たスペーサーに見て取れる。コンディションのピークを春以降に持っていく選手は、この時期はまだ、ポジションも完全には決まっていないのだろう。 |
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