585と比べて明らかに細いトップチューブは、フレーム下部で剛性確保、上で振動を逃がすという、595のコンセプトを如実に物語っている。595ばかりでなく、最近流行している方法論だ。湾曲したトップチューブや、トップチューブからシートステイにかけて、円弧を描くフォルムなども、同様のコンセプト故の造形と思われる。
フレームパートそれぞれに、固有の役割持たせているだけに、ダウンチューブやリア三角はそれなりのボリュームを持たされている。とはいえ他社より細めなのは、カーボンの質の高さを裏書している。
フロントフォークは、ストレートな上に、ブレードの先端から末端にいたるまで、あまり太さが変わっていない。本来なら、ショック吸収にも大きな役割を果たすパートなのだが、ライディングフィールに大きく影響する部分でもあるだけに、ここは剛性寄りに振ったということだろう。振動減衰性に秀でるカーボンを使っているからこその方法論だ。
サドルのレールはまだ引く余裕があるのに、ピラー上では目いっぱい後方にセッティングされているのは、ポジショニングがどうこうということよりも、単に見た感じのカッコよさを追求した結果かも。走りとはまったく関係ないが、この手のフォルムのピラーは、目いっぱい後ろにヤグラが来ていないと、あまりが外見的な格好はよくないと思うのだが。
アッセンブルその他で特徴的な部分は、開幕間もない時期なのに、ホイールにすでに新型のWH-7850が使われていることだろう。旧型ではハブ部にあったニップルが、リム側にされたのと、リヤのスポークが、フリー&反フリー側ともタンジェント組みになったことが主なモデファイ点だ。リヤのスポークアレンジの変更によって、かかり、反応性とも大きく向上したという。開幕直後だろうとなんだろうと、それならプロが使わない理由はない。 |
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