ハイエンドロードバイク市場におけるリドレーの優位はここ10年で急激に拡大した。それは、リドレーがあらゆるシーズン、あらゆる種類、あらゆるレースに対応する世界レベルのフレームを製造し、自転車競技における最高のプロフェッショナル水準であることが証明されているからだ。 「ヘリウム」はわずか900gと羽根のような軽さだが、ロードでのタフさから、レイフ・ホストらが属するサイレンス・ロットの08年度スプリングクラシックチームの愛機となった。また2009年は、新スーパーチームのカチューシャが採用決定である。そして、2009年型「ノア」は、4シーズン前のサーベロ・ソロイストカーボンの公開以来の最大の技術革新をロードバイクにもたらした。R-FLOWテクノロジーと比類ない剛性により、「ノア」はマイヨ・ヴェール獲得者のロビー・マキュアンらサイレンス・ロットの2008年ツール・ド・フランスチームに採用された。また、リドレーはR-FLOWエアフォイルを「ディーン」のTTフレームに極限まで近づけている。「ディーン」はツール・ド・フランスにおいて、カデル・エヴァンスを総合優勝させる目的のみのために設計されたバイクである(2008年は、紙一重の差で取り損ねてしまった)。また、チーム・フィデアほどの戦果を持つプロフェッショナル・シクロクロスチームはない。バート・ウェレンズらはカーボン・エックスナイトとエックスファイアに乗り、無数のスーパープレステージやワールドチャンピョンシップを制してきた。 初期のリドレーは、「舗装路上で真価を発揮する」バイクに特化したメーカーという評価を確立した。この「メイドインベルギー」の遺産は、フランダースの豊かなバイク文化のファンに訴えるものがあった。しかし近年、リドレーは最高級レースバイクメーカーへと脱皮している。リドレーはあらゆる面でリードしている。リドレーは軽量のフレーム、ウルトラエアロ・ロードフレーム、タイムトライアル用フレームを製造している。またシクロクロス用フレームにおいて右に出る者が無いことは衆目の一致するところだ。リドレーのバイクは分野を問わず、乗り心地や耐久性、そして美しさを兼ね備えている。ヨーロッパにおけるプロフェッショナル用バイクの最も勢いのあるメーカーとしての地位を固めつつあるリドレーのイメージにぴったりだ。 また、私たちは昨年4月にリドレーの工場を訪れており、フレームのあらゆる部分に対する同社のこの上なく情熱的かつ科学的なアプローチ、そして自転車一筋の生きざまを見てきた。リドレー社の面々は製品について、そして自分たちが将来の自転車界をどこに導きうるかについて、真に心を砕いている。ベルギーに自ら出向いて、この小さい国が自転車にどれほど夢中になっているかを確かめることができないなら、次善の策は「ベルギーのちょっとした作品」を購入して実際にリドレーのフレームにまたがってみることだ。私たちが何を語っているのか、きっとすぐにわかるだろう。